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2018/11/20 (Tue) 20:53
『白波五人帖/いだてん百里』

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山田風太郎『白波五人帖/いだてん百里』を読みました。

これも未読の作品で、図書館で見つけたので早速借りて読みました。

以下、作品ごとの感想を。
『白波五人帖』
有名な歌舞伎『白波五人男』を題材に、風太郎アレンジで書かれた一作。江戸の大盗賊・日本左衛門とその配下の四天王の活躍を連作中編で描いている。盗賊だけあって、その残忍さや凄惨さは際立っており、半ば痛快な感さえある。ただ、日本左衛門の自首を機に(そこから話は始まるのだが)、四天王も皆、自分の生き様を通し、壮絶に散っていく様は、忍法帖などの風太郎作品に相通ずるものがある。

上述の通り、日本左衛門の自首後が描かれているので、顛末記的な書かれ方もしており、面白かった。


『いだてん百里』
戦国末期~江戸初期頃の撫衆(なでし)と呼ばれる山の民の活躍を描いた作品。武田の旧臣・関半兵衛は主家が没した後、撫衆と共に暮らしていたが、大久保長安や、徳川隠密、真田忍者等に目を付けられ、争闘に巻き込まれる。これもまた凄惨さ、壮絶さが描かれているが、撫衆の快活さ・豪快さが際立ち、明るい作風となっている。

「馬鹿者」と書いて「ぼんくれ」と読ませるなど、撫衆独特の言葉遣いが印象的であった。

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