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バカッパ

Author:バカッパ
作家志望40代の書評等日記のようなものです。

自作の小説については、「小説家になろう」サイトに掲載されておりますので、興味があれば是非!

作家としては山田風太郎先生を敬愛しています。その他、マンガ(古くは藤子不二雄・石森章太郎、キン肉マン、最近のモノまで)、ゲーム(ドラクエ・逆転裁判など)、プロレス(主にNOAHを応援しています)、特撮(ウルトラマン・仮面ライダー)などが好きです。

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2018/11/11 (Sun) 19:45
『姦の忍法帖』

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山田風太郎『姦の忍法帖』を読みました。

これもまた絶版状態な為、図書館で借りました。図書館様様です。

各作品の感想等は以下のとおり。
『姦の忍法帖』
軍学者・由井正雪が将軍・家光に「矛盾」の故事を講義したところ、ひょんなことから各大名が保持する自慢の武具比べに発展してしまう。そこに伊賀・甲賀が介入し、武具を付ける前に忍法を以て交合し、その上で武具を比べる(例えば刀で兜を斬る)ことになる。将軍以下の配下がこれを見分するというのだが、こんなバカげたありえない話をいかにもありそうに書く辺りが風太郎先生らしい。次々とトーナメントの如く、試合がこなされるのもまた凄まじい。

『胎の忍法帖』
信長の配下・針ヶ谷掃部が能登一族の娘・お炎を捕らえる。お炎は妊婦で、針ヶ谷はそれを縛り付けて観察する。医者の心得もあった風太郎先生らしい、詳細な描写は非常に生々しい。お炎を救い出そうとする三人の忍法が奇想天外で面白い。

『笊の忍法帖』
女たらしの忍者が叔父に導かれ、女の一日を覗いたり、首輪を嵌められて数日間女と二人きりにされたり、女断ちをしたくなるような忍法修行をさせられる。そ
の上で任務に臨んだ忍者の結末がおかしくて笑える。

『転の忍法帖』
己の精汁に特殊な能力があることを発見した穴吹大器は、男根を入れ替えたり、性転換を行う「性形外科」の看板を掲げる。バカバカしい中にも医学的根拠が散りばめられ、さすが風太郎先生という一作。

『牢の忍法帖』
おんな牢で女囚がキリシタンになるという事態が発生し、町奉行はその原因たる姉妹を転ばせよう(転宗させよう)と試みる。これを依頼された忍者が、実は彼女たちを救うのだが、最後のセリフがなかなかイカしている。

『〆の忍法帖』
吉野藩の忍者・弓削の道兵衛(奈良の弓削道鏡をもじったものか)は男根から水を吸い上げる忍法・馬吸無(バキューム)を用いて、切腹寸前の主君の子種を国で待つ愛妾へ運ぶ任務を負う。これもひどくバカバカしく笑える展開が描かれる一方、凄惨な戦闘場面もあり、真面目におかしな事をやっている忍者の悲哀さが描かれている。

『絵物語 忍者向坂甚内』
既読ですが、ボーナストラックで絵物語が付いています。





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