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バカッパ

Author:バカッパ
作家志望40代の書評等日記のようなものです。

自作の小説については、「小説家になろう」サイトに掲載されておりますので、興味があれば是非!

作家としては山田風太郎先生を敬愛しています。その他、マンガ(古くは藤子不二雄・石森章太郎、キン肉マン、最近のモノまで)、ゲーム(ドラクエ・逆転裁判など)、プロレス(主にNOAHを応援しています)、特撮(ウルトラマン・仮面ライダー)などが好きです。

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2014/08/15 (Fri) 23:59
『戦中派不戦日記』

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この終戦の日に、前々から読んでいた山田風太郎『戦中派不戦日記』を読み終えた。

山田風太郎先生の若き日の日記であり、まさに戦時中~終戦のあたりの記録となっている。

私も昔、日記を書いておりましたが、やはり正直な気持ちの吐露が多く、非常に興味深い内容です。戦時中、当時の若者がどんな事を考えていたのか (まあ風太郎先生は御自身でも仰っているように、周りとは少し変わったところはあったかと思いますが)、またどんな事が起こっていたのかが、読み取れます。

1年という時間の中で、山田青年の国や戦争に対する考え方が変遷していくのも興味深かったです。敗戦という事実が、国民に突きつけたものは相当に重かったのだとわかります。このあたりは、我々、戦争未経験者には決してわかり得ない部分ではないかと思います。

そして、あとがきの述懐がまた強烈です。
「自分で読んで背に汗が出るような部分も、当時としてはそのように書く何らかの必然性があったのだ」
「結局これは「傍観者」の記録ではなかったか」
「昭和二十年以前の「歳月と教育」の恐ろしさもさることながら、それ以後の「歳月と教育」の恐ろしさよ、日本人そのものがあの当時は今の日本人とは別の日本人であったのだ」
「見ようによっては、私も日本人も、過去、現在、未来、同じものではあるまいか」
「人は変わらない。そして、おそらく人間のひき起こすことも」
など、印象に残る言葉がちりばめられていました。

また、解説で橋本治も書いてますが、絶望的な状況下でも人がよく笑っているのが印象的でした。決して悲壮感ばかりではなかったのだと思い知らされ ます。

それから、さすが風太郎先生、よく本を読んでいるなあと実感。ほぼ毎日のように本を読み、書評が書かれていました。

この前後の日記も刊行されているようですが、是非読んでみたいと思いました。

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