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バカッパ

Author:バカッパ
作家志望40代の書評等日記のようなものです。

自作の小説については、「小説家になろう」サイトに掲載されておりますので、興味があれば是非!

作家としては山田風太郎先生を敬愛しています。その他、マンガ(古くは藤子不二雄・石森章太郎、キン肉マン、最近のモノまで)、ゲーム(ドラクエ・逆転裁判など)、プロレス(主にNOAHを応援しています)、特撮(ウルトラマン・仮面ライダー)などが好きです。

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2011/12/31 (Sat) 22:18
『宇宙の果てまで』

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小平桂一『宇宙の果てまで』を読了した。

著者の小平先生は、すばる大望遠鏡プロジェクトに尽力された、国立天文台の台長も務められた方です。実は、今年、お会いする機会があり、昼飯をご一緒させて頂きました。私みたいな者にも名刺を見て仕事の話を振って下さったりして、本の通り、穏やかで素晴らしい方でした。

この本は、その小平先生が尽力された、ハワイのマウナケア山頂に建造されている「すばる大望遠鏡」プロジェクトの軌跡を綴ったものです。科学的な記述も少々あるので、なかなか読むのに難渋しましたが、宇宙の事や、日本の国家的予算の仕組みなど、興味深い部分も多々ありました。

私も仕事上若干知っていますが、我が国の予算制度というのは本当に硬直的で、研究者に優しくありません。研究者という人種をどう考えるかにも寄りますが、国家予算に関わり合うと研究以外に振り回される部分が多いのは否めません。すばるプロジェクトは、まさに国家予算でしかも海外(ハワイ)に大望遠鏡を作ろうという試みなので、そんな部分がたくさん読み取れました。小平先生をはじめとして、プロジェクトの方々が苦心なされて完成に漕ぎ着けたのだという事がよくわかります。

また、先生の考え方が実に素晴らしい。単純な研究の推進を目的とせず、天文学を「宇宙を探求することによって、人類や地球の位置づけを知るもの」と捉え、人類の夢や発展という視点で「すばる大望遠鏡」を完成させようとされた。こうした考え方が終始一貫していて、共感出来ました。

それと、宇宙の話が非常に面白い。ビッグバンやダークマターについてとか、「十五万光年のかなたの爆発を観測している我々は、十五万年前の爆発を今見ている事になる」とか、新鮮でした。

ちなみに先生の奥様はドイツ人で、スポーツキャスターの小平桂子アネットは娘さんです。その辺の事も書いてあって、微笑ましかったです。

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