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バカッパ

Author:バカッパ
作家志望30代の書評等日記のようなものです。

自作の小説については、「小説家になろう」サイトに掲載されておりますので、興味があれば是非!

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2019/03/31 (Sun) 19:43
あいみょんの『マリーゴールド』を歌う父親

また友人が動画投稿したので宣伝しておきます。後ろの子供との熱気の差が……



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2019/03/15 (Fri) 20:49
人間国宝

今日、仕事の関係で、人間国宝の講演を聞く機会があった(名前等は伏せておきます)。

人生経験もそうですし、作品製作のDVDなども見ましたが、裸足で作っていたリ、なかなか刺激的でした。DVDで作品が出来るまでも見ましたが、かなり複雑な工程で焼いたり叩いたり削ったりの理屈が凡人にはわかりませんでした。

久々に面白い話が聞けて満足。



2019/03/02 (Sat) 21:52
『忍者六道銭』

ninnjyarokudousenn.jpg


山田風太郎『忍者六道銭』を読んだ。

各作品の感想は以下のとおり。

『忍法六道銭』
享保年間の信州松本城下に、代々から根付く筑摩組という忍びの一族がいた。組の若者二名が城主の命で忍法『天風往来』を披露すると、気に入った奈々姫から、密命を受ける。三人の花婿候補を殺さずに退けて欲しいという依頼に張り切る二人だが、思いがけぬしっぺ返しを食らってしまう。最後まで『天風往来』をうまく活用した、アイデア溢れる一作。

『忍者死籤』
服部組で人体の部位交換の研究をしている折着甲閑(せっちゃくこうかん)老人。名前自体が笑えるが、その研究が進展した事により、精鋭6名が自分の体の一部を残る者に引き継ぐ事で死地へ送り込まれる。くじ引きで一人ずつ派遣されるのだが、運を操る忍者が混じっていて、自分が行かずに上手く事を運んでいるのが面白い。最後はギャグのような展開。

『くノ一地獄変』
服部半蔵に集められた三人の忍者は、それぞれ女性に関して女好き・女性蔑視・女性崇拝という弱点を持っていた。半蔵は三人にくノ一をあてがい、彼らを完全に打ち砕く(ただし、一組は何もしなかった)。やがて、半蔵から高崎の駿河大納言に書状を届けるよう任務が下るが、その身辺を守るのが三人のくノ一だった。女を前にした男の弱さが身に染みる一編。

『くノ一紅騎兵』
関ケ原前の上杉家に仕えたいという遊女・陽炎。実は大島山十郎という男で、謙信から寵童として愛された直江兼続に「衆道を授かりたい」と言うのだった。兼続は山十郎を主君・景勝に送り込むと、景勝は夢中になり……。上杉家を衆道の観点から描いていて興味深い。また、南方熊楠の随筆を引用したり、真田忍者が絡んだり、前田慶次が出て来たり、バラエティに富んだ一作である。

『天明の判官』
吉宗治世後、その次子田安宗武の引き立てで奉行職に就いた曲淵甲斐守に纏わる一編。中納言の死の間際に際して、7人のお庭番を預かるが、それ以後、甲斐守は躍進する。その裏の真相を、平賀源内が解き明かすのだが、彼も闇に葬られてしまう。タイトルの割には天明年間での活躍が最後しか書かれていないのは、わざとか、紙面の都合か……

『天明の隠密』
白河藩士・天羽周助は主君(後の松平定信)に呼ばれ、10年振りに故郷へ帰って来る。途中立ち寄った宿で、女衒に売られようとしている女を救い、国へ戻るが、しばらくして田沼と主君を巡る、隠密の暗闘に巻き込まれる。風太郎作品を読んでいれば何となく誰が忍者か読めるが、二転三転する仕掛けはやはり流石である。

『大いなる伊賀者』
兵原塾の師範・平山行蔵先生の下に、元師範代の下斗米秀之進が現れて、女と逢引きするという名目で秘蔵の砲術書を盗み見たいので道場を貸してくれと言ってくる。「道場は女人禁制」と厳格な先生だが、砲術書を見たいという欲望もあり、道場を貸す。先生は女が苦手な為、その場にいたくないと秀之進の乗って来た駕籠で繰り出すと、暴漢に襲われる。それをあっさりと斬り捨てる平山先生の描き方が凄まじい。下斗米は後の相馬大作事件の首謀者なのだが、平山先生が伊賀の系譜を継いでいる事実を絡めて、実に忍法帖らしい作品となっている。

『TV忍法帖』
当時のテレビスター(俳優・女優)を忍者風に評したエッセイ。東スポのエロ記事に『玉門占い』というのがあったが、何となくそれに近い匂いを感じた(笑)


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