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Author:バカッパ
作家志望30代の書評等日記のようなものです。

自作の小説については、「小説家になろう」サイトに掲載されておりますので、興味があれば是非!

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2018/12/31 (Mon) 17:33
『愛なんて嘘』

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白石一文『愛なんて嘘』を読みました。

恋愛短編集とでも言えばいいのでしょうか、恋愛の不思議さや不条理さを描いた6つの短編からなる一冊です。

どれも若干理不尽な感のする恋愛観が漂っていますが、現実ってこんなものかも知れないなあって思わされました。この方の作品は幾つか読んでいますが、そういう現実っぽい描き方が非常に上手い。一人になりたい男とか、親友の奥さんを好きになるとか、パッと見出世コースで夫婦円満に見える上司も奥さんと上手くいっていないとか、「あるんだろうなあ」って実感しました。

それから、どれも続きが読みたくなるようなそんな短編ばかりでした。でも、「ここで切るのが良い」という作者の判断なんでしょうね。

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2018/12/22 (Sat) 11:25
『高校球児に伝えたい! 配球学★リード術』

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野村克也・野村克則の共著『高校球児に伝えたい! 配球学★リード術』を読んだ。

野村親子による、捕手の基本について語られた一冊で、非常に面白かったです。野村本で宮本慎也と共著の『師弟』も読みましたが、二人の視点から書かれているというのは深みもあって面白いです。

プロとしてはそれ程の成績を残していない克則さんですが、コーチとして各球団に呼ばれ続けている一端が本書で垣間見られると思います。

キャッチャーだけでなく、ピッチャーやバッターの心理についても言及されており、まさに高校球児が自分のものにしたときは、いい選手になるんじゃないかと思います。そしてキャッチャーってポジションは大変だなあと改めて感じました。

2018/12/02 (Sun) 15:21
『秘戯書争奪』

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山田風太郎『秘戯書争奪』を読んだ。これもまた長らく探すのに苦労していた一作で、図書館を漁ってようやく発見して読めました。

江戸13代将軍家定の陰萎を解消し、世嗣ぎを作らんと、奥医師・多紀法印の秘策にて、古来より宮中に伝わる奇書『医心方』を手に入れんと動きが起こる。法印の甥・丹波陽馬と甲賀のくノ一が秘書奪取を命ぜられ、京に赴くが、彼の恋人・雪羽が実は秘書を所持する半井家の娘で、彼女と伊賀者がそれを死守せんと逃避行を始める。ここに伊賀・甲賀の壮絶な秘書争奪戦が繰り広げられる。

『医心方』の『房内篇』に性的な技術・医術の全てが書かれており、それを将軍に応用しようという試みなのだが、争奪戦の中で伊賀者が「甲賀くノ一にその技を試してから殺す」という方針になり、風太郎作品らしい怪しい展開となる。『房内篇』の技を試みた後、凄惨な殺し合いとなり、忍者は次々と倒れて行くのだが、特に途中、剣豪忍者の狩川仁右衛門と陽馬の対決場面は度を越しており、思わず笑ってしまう。剣技に絶対の自信を持つ仁右衛門は、何と全裸でくノ一と交わったまま陽馬と対峙するのだ。こんな思い付きをする発想には脱帽せざるを得ない。

本書でもう一点印象的だったのは、わが新潟県を通過していく過程が描かれている事だ。争奪戦の面々が、親不知子不知から糸魚川、柏崎、小千谷、そして湯沢の辺りを通っていく様は、非常に親近感を覚えた。

ラストは忍法を逆用したかのような見事な雪羽の機転で、これもまた風太郎先生らしい。締めが森鴎外の『澀江抽斎』の一部を引用しているのもまた見事。

期待に違わぬ一作でした。





2018/12/01 (Sat) 21:11
師走

早いもので12月になっちまいましたよ。

結局、GWまでに仕上げると思っていた小説は未だ仕上がらず……。何とか年内には……

ちと頑張りたい。



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