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Author:バカッパ
作家志望30代の書評等日記のようなものです。

自作の小説については、「小説家になろう」サイトに掲載されておりますので、興味があれば是非!

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2016/12/31 (Sat) 20:57
『小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない』

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大沢在昌『小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない』を読みました。

少し前に『新宿鮫』の書評を書きましたが、まさに本書を読んで、読むに至ったものです。大沢在昌が12名の受講生を相手に小説講座を実施したものの再録ですが、大沢先生が本当に厳しいです。プロ作家というものがどうあるべきかを説いていて、私みたいなにわか作家志望者がいかに甘いか思い知らされます。コンセプトも「一生の思い出に本を一冊出したい」という人に用はない、「どうしてもプロの作家になりたい」という人にだけ来てほしい、ですから。

一番心に残ったのは、「とことん頭を使って自分を厳しく追い詰めること」っていう言葉です。自分の作品を改めて見直したときに、果たしてここまでの覚悟で書いていただろうかと、思い知らされました。受講生が厳しく批評されていますが、間違いなく同じことを言われるだろうな、と思いました。

少なくとも今書いているものに対して、より考え抜いて書いてみようと思うきっかけになりました。私は「一生に一冊」の側に近いかもしれませんが、とにかくやってやろうという気にさせられました。


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2016/12/31 (Sat) 19:45
『修羅維新牢』

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オーストラリアの機内で山田風太郎『修羅維新牢』を読みました。

江戸幕府が倒れた直後、薩摩兵を切り捨てる輩が出現し、その者をあぶりだすために、旗本が十人捕らえられ、犯人が名乗り出るまで一日一人を斬首していくという復讐が始められた、という話。その犠牲となった十人の生き様を、風太郎先生お得意の連作短編で描き、最後、処刑の場面へ繋がります。

なかなか読む気のしなかった本作ですが、読みだしたら面白かったです。一人一人の描き方も見事で、さらに最後で、その人物達を忍法帳の忍者達のように惜しげもなく散らしていく、風太郎先生らしい無常感漂う作品だと思います。

また、最後、十人の中に首謀者もいる訳ですが、彼を含めた面々の心理描写が上手いです。十人が十人、人生を描かれているだけあって、最後が活きますね。

来年も風太郎作品読み続けないと! まだまだ未読があるんで(笑)






2016/12/31 (Sat) 15:56
帰国そして年越し

29日に帰国しました。

疲れましたが久々の海外で楽しかった!

年を越す前に読んだ本だけ書きたいと思います。

2016/12/23 (Fri) 08:18
「豪」遊してきます(笑)

今日から久々に海外行って来ます。

何年ぶりかな。本当に楽しみです。

また帰国後に色々載せたいと思います。

2016/12/22 (Thu) 22:24
『新宿鮫』

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大沢在昌『新宿鮫』を読みました。

何で今さらこの作品をと言えそうなチョイスですが、実は大沢先生の『小説講座 売れる作家の全技術』なる本を読み、先生の小説へ向かう姿勢を見た事や、作品の解説もあったので 一読してみようと思った次第です。

素直に面白かったです。周りを固めるキャラクターが立っていましたし、続きを読みたくなる展開の作り方はお見事。エドなるキャラの挿話が挟まれているため、それがクッションとなっているのも上手だと思います。

また、主人公鮫島がピンチに陥る場面がありますが、ここでちゃんと死を恐怖している辺りにリアリティを感じました。こういう部分で平然としてたら 格好良いのかも知れませんが、やっぱりおかしな気がします。

幾つか不満を挙げるとすれば、名前が多く出てきて若干キャラがわかりにくいこと、意図的とは思いますがストーリーに少しご都合主義的な面が見えることです。例えば、エドと鮫島が偶然隣の公衆電話になったり、真犯人が前に鮫島に会っていたりその恋人のライブに行っていたりは、ちょっと都合が良すぎじゃないかと感じました。でも、このくらいのご都合主義はセーフってことなんでしょうかね。

改めて話を作る匙加減の難しさを感じた次第です。

2016/12/21 (Wed) 22:21
『弱くても勝てます』

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高橋秀実『弱くても勝てます』を読みました。嵐の二宮出演でドラマ化もしたようですが、あの東大生を多数輩出する開成高校野球部を追ったノンフィ クションです。

実はタイトルから、弱い高校が頭を使って勝ち進むような内容を想像していたのですが、読んでみると少し毛色が違っていて驚きました。開成高校だけに頭脳で勝負なのかと思いきや、そういう感じではなく、大雑把に言うと「打ち勝て!」というギャンブル的な戦術で実に驚かされた次第。

頭を使うのはどちらかと言うと個々の選手の理論の部分で、これが天才・秀才らしく哲学的であったり、考察してたりで馬鹿げていて面白かったです。

そういう意味では、ちょっとタイトルが誇大気味な気もしますが、何にしても読書としては面白かったです。ただ、「高校野球を題材とした作品を書く参考になるかな」という私の目論見は完全に外れました(笑)

あと解説が桑田真澄だったんですが、これが良かったです。しごきとか暴力的な指導は絶対に間違っているという話が前面に出ていて、好感が持てました。

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